子供のADHDは治る?ADHDは完全に治すことはできる?大人になれば自然に治るの?

目安時間:約 4分

 

ADHDは「大人になれば治る」と言われる事も多い疾患ですが、

今回は

 

〇ADHDは治るのか?
〇ADHDが治るとはどういう事なのか?

 

という点について紹介します。

 

 

【ADHDは正確な診断自体がまだ難しい疾患】

 

「ADHD(注意欠如多動性障害)は治るのか?」

これはADHDと診断をされた子供の保護者なら誰もが一度は思う気持ちです。

 

ADHDは2017年時点ではまだ「専門医制度」自体が十分には整っていない為、

診断そのものが非常にむずかしい疾患です。

 

ADHDや発達障害を見分ける専門家の「児童精神科」は、

2008年にようやく診療科として認められたところですので、

今は「治る」の前段階である「見分ける」段階にあると言えるでしょう。

 

【ADHDの治療自体が手探りの為、「完治」という概念がまだ定義されていない】

 

ADHDは「個性」なのか「疾患」なのかの

線引きがまだ明確に定まっていません。

 

その為、治療自体もまだまだ手探りの状態で

「何を持って完治とするか」という定義がバラバラです。

 

〇 ADHDである自分自身をコントロールできたら完治とするのか
〇 社会生活において問題が無ければ完治とするのか
〇 神経の異常を正常に戻せた時点で完治とするのか

 

ADHDは診断自体が手探りの疾患の為、

治療もまた手探りであり「治った」という言葉の定義も

また手探りの状態なのです。

 

【ADHDは大人になると自然に治るのか?子供のADHDは?】

 

ADHDは大人になるにつれて自然と治ると言われる事があります。

 

これは大人になる事によって「自分をコントロールする方法」を身に着け、

社会生活・集団生活を問題なく過ごせるようになったからです。

 

多くの場合、ADHDの症状自体は収まっている訳ではありません。

 

ただ「自分を抑える方法」を身に着けたという話です。

 

そして、子供のADHDについてですがグループ学習などを通した「認知行動療法」等で

改善をするケースも多いですので「完治」というのは難しいですが、改善は十分に期待できます。

 

ただ、それは疾患の改善なのか、集団生活を身に着けたのかの判断は難しいです。

 

 

【現時点では「寛解」が完治と呼べるADHD】

 

正確な原因すら解明されていないADHD。

 

現時点で医学が目指している「完治」とは

「寛解(病と抑え込んでいる状態)」を指していると言えるでしょう。

 

ADHDが問題とされるのは「社会生活」を送る上で障害となる事があるからです。

 

ですので、上手にADHDの症状をコントロールする事で

ADHDが社会生活における障害ではなくなった状態(寛解状態)は、

ADHDは「あっても問題のない疾患」となります。

 

その寛解状態が現時点でのADHDの完治と呼べるでしょう。


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